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2009.12.28

「今年も大変お世話になりました」

本部スタッフ

デザイナー他
本部スタッフ

歳の終わりに各地で異常気象とも思えるような豪雪が続きましたが
全国の皆様、お元気でお過ごしでしょうか?

今年は通常のショップだけでなく、ネットを通じて全国各地の沢山のお客様にも
お買い物をしていただきました。
この場をお借りして御礼を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました!!

私事ですが、先日引越しをいたしました。
前回の引越しは3年前。生まれ故郷の居住区である品川から現在の用賀にうつり、今回は同じ用賀内での引っ越し。
私が用賀にこだわったのには理由があります。

私の父は4人兄弟の長男で、親(私のおじいちゃん)の仕事を引き継ぎ、品川の地元で
婦人服販売の商売を営み、姉と私を8年間私立の学校に通わせてくれた苦労人です。
父の4人兄弟の中のうち3人は色んな形で家業を手伝うことになりましたが、たったひとり、3番目の弟の暢紘おじさんは、一人だけ全く違う建築デザインの仕事に就きました。今でもベトナムの大きな河川にはおじさんの作った橋が沢山掛かっています。

その暢紘叔父さんは、昔から4人兄弟の仲でも一番「ハイカラ」で、私が小学生の頃から実家に遊びに寄ってくれるときには、質の良いダッフルコートを着て足元にはワラビーを履き、見たこともないおいしそうなバターたっぷりのシンプルなパンを、沢山抱えて現れました。叔父さんは歌が趣味で松原合唱団にも所属していて、奥様のはるこ叔母さん(クリスチャンの、とてもおおらかな素敵な女性です!)ともその合唱団で知り合いました。お二人とも世界的にも有名なあの小沢征二さんの指揮で歌ったこともあり、兎に角その上品でハイカラな感じが、小さいころから私の憧れのご夫婦でした。

前段が長くなりましたがこの叔父夫婦が一時、用賀の馬事公苑に隣接するマンションに住んでいたことがあります。多感だった小学生時代の私には、すぐに馬と触れられる都内での生活や、バターたっぷりのパンや、いつも流れてくるクラシックのBGMその全てのバランスが夢のようでした。かの「廬山人(ろざんじん)」の話も料理が大の得意だったはるこ叔母さんから教えてもらいました。美味しいホクホクの手料理をいただきながら作品のお話を聞いた思い出は、今でも記憶に鮮明に焼きついています。そんな、紛れも無く輝いていた、自分の憧れの軸みたいな思い出は、どんなに時が経っても色褪せることが無く、いつの日にか私も用賀に住んでみたいと思わせていたようです。

年明け店頭にお目見えする商品たちは、そんな懐かしくも美しく、あったかい思い出に似たような「LOVE」を感じるものばかりを揃えました。セールがひと段落したら、皆様にぜひ新作とシーズンのテーマなどをお伝えしたいと思っています。

あわただしく過ぎる昨今ではありますが、たまにはふと立ち止まり、自分の中に湧き上がるあたたかい気持ちや、たくましく凛とした思いに気づいてあげたいと、年末のこの時期に感慨深く思うのです。

来年も、皆様にとって、ステキな一年となりますよう、お祈りしています。
良き年をお迎えくださいませ。


Odette e Odileクリエィティブディレクター 吉澤 尚美


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