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Home > Column > 『偉大な胃』

2010.02.23

『偉大な胃』

中島 有加里

福岡店スタッフ
中島 有加里

鼻から胃カメラを入れた。

13日の食事中、胃に激痛が走り、
それからというもの満足に食事が摂れないでいた。
空腹時の胃痛が尋常ではない私だが、
それをも上回る激痛で、気力で補えないくらいであった。

病院へ行き、内視鏡検査をすることとなったが、
胃カメラには選択肢があった。
『口から入れるか、鼻から入れるか』
私は迷わず後者を選ぶ。
実は、数年前に胃カメラで気絶した忌々しい経験がある。
カルテによると顔面蒼白で過呼吸になったらしい。。。

『鼻から』と覚悟を決めたのはいいが、
そこには恐怖体験が待ち受けていた。。。

「鼻のカメラは極細か」と安心したのは一瞬。
第一段階に過ぎなかった。
鼻に麻酔ジェル(?)を塗るのにも一苦労。
すでにこの細さが入らない。
中細のストローで第二段階。
ストローが詰まって先に進まない。
かなり、イヤな予感。
看護師によると、女性は男性と比較して鼻の穴が小さいため勧めないらしい。
教えてほしかったが口から入れればあの地獄が待っている。

この時点で気分が悪くなったが、主役の胃カメラは登場していない。
鼻のカメラは細いに決まっていると思っていたが、その考えは打ち砕かれた。
医師が手にしていたのは口と一緒のサイズ!!

「あれを、鼻に!?」

両隣の診察している方に申し訳ないくらいの悶絶っぷり。
極太カメラが食道・胃・十二指腸を攻める。
お腹の中をぐりんぐりん回っているのが分かる。

これだけならまだしも、
気になる箇所があるようでしきりに攻めてくる。
青い液体をかけられ、胃の組織(?)をカット。
目の前の映像に気を失いそうになったが、
今回は何とか耐えられた。。。

しかし、カメラを抜き取ると大量の鼻血。
看護師が丸めた脱脂綿も大き過ぎて入らず、自分で作る始末。
恐怖体験を通り越し、ある意味、貴重な体験。

胃の状態はあまり良くないみたいだが
胃潰瘍でも十二指腸潰瘍でもなかった。
ピロリ菌もいないとのこと。
現在は漢方や胃酸を押さえる薬で治療中。

ようやく美味しくご飯が食べられるようになった。
食事が摂れる幸せと、健康が身に沁みた数日間であった。
禁酒はもう少し続く。



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